読書との付き合い方について
読書をすることの効用
本を読む人は、読まない人に比べて成功する確率が高いと聞く。
成功者ほど本を読む習慣を持っているという。
ビルゲイツも多忙な時間をぬって必ず1時間以上は、読書の時間を充てるそうだ。
確かに私も読書をすることによってさまざまな知見を得ることができたし、思考力を高めることにもつながった。実際こうやってブログをかけているのも読書のおかげでもある。
読書の弊害
ただ勘違いしてはならないのが、本を読むことで満足することだ。
ドイツのアルトゥール・ショペンハウアーは、「読書について」の弊害をこのように述べている。
「読書とは他人にものを考えてもらうことでもある。1日に多読に費やす時間はしだいに自分でものを考える力を失っていく。」
- 作者: ショウペンハウエル,Arthur Schopenhauer,斎藤忍随
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 1983/07
- メディア: 文庫
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私も悩んだ時には本屋に駆け込んで外部に答えを求めていたことがあったが、読んでそこで書かれていることを知ったことに満足した、もしくは買ったことで満足してしまっていた。
本に自分の悩みに関する答えが書いてあるわけではないので、安易に本に逃げることは結局現実逃避にもなってしまう。
結果、本棚に読みかけの本がたまり、思考力と行動力は落ちていく一方だった。
読書をきっかけとした成功のパターン
ある時、休活提唱者の大田正弘氏のあるweb記事をみて僕はハッとなった。
最初に、あなたに質問があります。
あなたが、これまでの人生で読んだ本の中で、いちばん感銘を受けた本を思いだしてください。その後、あなたはその本の内容を、「行動」に移したでしょうか? そして、その「行動」を「継続」しているでしょうか?
きっと、「読んだけれど、内容をまったく行動に移していないな」「本の内容を行動に移したけれど、いつの間にかやらなくなっていたな」という方がほとんどではないでしょうか?
しかし、それが普通なのです。
実は、「思考」から「行動」に移せる人は、全体の20%と言われています。
さらに、「行動」を「半年継続」できる人は、「行動」に移せる人全体の20%しかいないのです。つまり、あなたが「思考」→「行動」→「半年継続」できれば、あなたは自動的に、20%×20%=上位4%に入ることができるのです。
思考したことを行動して、継続していけば、上位4パーセントには入れる!
テンションが上がり、行動力が飛躍的に増したのは言うまでもない。
それから勉強会やイベントなど会社終わりに行っていた期間があった。
読書で得た気づきをどうやって日々の行動に活かしていくか?
要はアウトプットに生かさなければ意味がないということかもしれない。
ここが結局のところ分かれ道となっていくと思う。
ただし行動した後の結果がどうだったかについては詳細の分析はしていないので、
その点は少し改善の余地はあるかもしれない。
やはり読書は教養を高めるにはうってつけではあるが、思考力を鍛えるという意味では、あくまでも補助的なものとして割り切ったほうがよいだろう。