カッコよく生きるか?それともみっともなく生きるか?
カッコよくって何だ?
ある日職場の先輩から、ランチタイムの時間に
「○○さ、もっとカッコよく生きろよ」といわれた。
どうも僕がせかせかと貯金や趣味を切り捨てていて、相当つまらない人間にみえたのだろうか?
「すかさず、僕は意味のないところにお金は使いたいたくない!」とばっさりとシャッターを下ろすかのごとく言った。
まったく可愛げのない後輩である。と自分でも思う。
そもそもカッコいいと生き方ってなんだろう?
時代と価値観のちがい
昔は持てる男の条件として、3高なるものがもてはやされた。つまり、
- 高身長
- 高収入
- 高学歴
である。
頭がよくて、スマートで、収入も高い。
バブルもしくは少し近い世代など、まだ日本がわが世の春を謳歌していた時代の人は、
こういうような若者を見て、つまらない。小さいな。と思うのだろうか?
バブルがはじけた以降、右肩上がりの時代は終わり、低成長時代に突入した。
平均給与は400万円前後、書店に行けば「年収300万円時代」を生き抜くというように収入が少なくてもいかに生きていくかが、今の日本の状況とどうやらマッチングするようだ。
みっともない生き方
最近こんなコラムを読んで目から鱗が落ちた。
「みっともなく生きることが富裕層への近道だ」というタイトル。なんか矛盾していないか?と思うのだが、高収入であることが必ずしも富裕層になれるわけではないということのようだ。
みっともなくとは=生活費を必要最小限に抑えて生活をする。
要は自分の生活コストをいかに下げられるかがカギになるようだ。
よく切り詰めるという解釈の仕方があるが、肯定的にとらえるならば自分の身の丈にあった付き合い方そして、本当に必要なものを残していく見極め力。
ここでいうみっともない生き方はは、本当に自分が必要なものに囲まれて暮らしを作る生き方なのかもしれない。
となりの億万長者で紹介されていた富裕層は街のどこにでもいそうな人で、少しだけれど自分の常識が置き換わったような気がした。
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別に億万長者になりたいというわけではないが、少しは財があったほうが心にゆとりもできる。お金がなくてそれを返すためだけに働くのはもうごめんだから。
生き方の選択をするには
カッコよく生きる。みっともなく生きる。
どちらかというと、僕は「みっともなく生きる」を選択しているけれど、
それは、必要最低限のもので大事に暮らしていきたい。という心がけだと思う。
世間の標語やあり方に当てはめたやり方・生き方は、結果として、自分を幸福にはしなかった。
「自分にとって一番何が必要か?」を自問自答しながら生き方の軸は決めるほうがよいだろう。
もちろんその指針にになってくれるメンターや師匠の存在は最低限必要だろうし、そうでなければ、どう進んでよいかもわからないだろう。
やはり対話は必要不可欠だと思う。
それでこそ人間らしいのだから、