向き合う姿勢が人生を再起動させる。
ずっと何者かになりたかった。
脚が速い。バッティングがうまい。守備がうまい。
僕はそのどれでもなかった。
だから野球を捨て、新しい自分になるため何か身につけ、何者かになろうとした。
しかし何か違っていた。確かにすでに何者かを語れる人間は箔の付いたまごうことなきオーラを放っていて、それはそれでカッコいいとさえ感じた。
でも違っていた。外側に目を向ければ向けるほど中身の脆弱さが浮き彫りになる。
世界を知っていた気でいた。でも井の中の蛙に過ぎなかった。
そう思った頃から、学びは自分に不可欠なものだけにして、自分の心と向き合うことにした。
「自分はどう言うことが好きで、どんなことを欲しがっているか。」
向き合うことで得られたのは、自分の内面の心を無視しない。気付いてあげることである。
より選択もシンプルになった。捨てる勇気も持てた。そして過去に起こった出来事も前向きにとらえられるようになった。
人は、他人の影響を受けやすいと言われる。日々何かを選択して生きている我々は時として、重要な選択にさらされるときがある。
そんなときは自分の心としっかり向き合ってみよう。一人で悩むのもいいけど、時には周りに相談するのもよいだろう。
向き合うことで自分の人生をより良いものにする。そんな姿勢が今必要なのかもしれない。