心技一体の偉業〜奥原希望選手について〜
奥原希望、21歳にして日本女子バドミントン界の希望を照らす逸材。
身長は普通の女子となんら変わりはない。しかし根っからの負けず嫌い。そして粘り強さ。正確無比なショットで相手の心を折る。
彼女に惹かれたのはプレーというか、その所作にある。
必ず試合前、行うことがあるそうだ。それはあるセリフをつぶやく。
「この舞台に立てることに感謝して、思いっきり楽しもう」
このきっかけは、自身が負った両膝のケガ。
選手生命を奪いかねない大ケガで、1年間のリハビリでコートに立てない時期があり、そのとき家族やリハビリに携わった方のサポートを強く感じ、バトミントンにかける想いをより強く持ったそうだ。
「周りの人のおかげで、私はバトミントンができている!」
その気持ちの強さというか芯の強さを彼女から感じた。
情熱大陸では各国を転戦する彼女の日々に迫ったドキュメントが映し出されている。
そこで感心したのが、洗濯物もなどやれるところは必ず自分で行うというところ。親御さんの教育の賜物だろう。
この淡々とした積み重ねがコート上での心の落ち着きにつながっていると感じる。
日々の生活の惰性は心の乱れをもたらす。
彼女のルーティンから日々の生活を整える重要性を学んだ気がする。
準決勝では惜しくも敗退したが、3位決定戦を戦う予定だった相手選手が棄権したため、女子シングルス初の銅メダルが確定した。
本当におめでとう!!!
各界で活躍する方々には持って生まれた才能ではなく、実は僕のような凡人でも学び取れる普遍的なパターンがきっとあるはずだ。
不完全さを認め謙虚さと誠実さを、