「こだわり」に見られる表裏一体
こだわりについてよくよく考えることがあるが、
そもそもこの「こだわり」とは何だろうか?
こだわりとは・・・
辞書等で調べてみたが、様々な側面があるようだ、
1 ちょっとしたことを必要以上に気にする。気持ちがとらわれる。拘泥 (こうでい) する。「些細 (ささい) なミスに―・る」「形式に―・る」
2 物事に妥協せず、とことん追求する。「素材に―・った逸品」
3 つかえたりひっかかったりする。
4 難癖をつける。けちをつける。
「郡司師高―・って埒 (らち) 明けず」〈浄・娥歌かるた〉
こうして見てみると、結構ネガティブな印象でとらえがちなきがする。②以外は・・・
こだわりを漢字で書くと「拘り」となり、視点の狭さや神経質さを表すように思う。
こだわりの強さは周りとの不和を招きやすいとも言われているが、職人気質なイメージも相手に呼び起こさせる。
インターネットで検索すると、「自然食品こだわりや」なる通販ショップが一番初めに検索される。
こだわりは、その製品の品質の高さを表す標語として、よいイメージをお客に呼び起こさせる効果もあるようだ。
スポーツ選手に見られる「こだわり」として僕は、ルーティーンというものもそれを表すような気がしている。
ルーティーンとは、
《「ルーティン」とも》
1 きまりきった手続きや手順。また、日常の仕事。日課。「―ワーク」
2 コンピューターで、プログラム中のひとまとまりの機能をもつ命令群。最初に実行されるメインルーチンと、メインルーチンから呼び出されるサブルーチンとがある。
和製英語で言われるルーチンと言われるようだが、
両手の人差し指を前に突き出し、拝むように前かがみになるポーズである。
イチローの投手の前にバットを突き出す動作もしかり、
このルーティーンは精神の安定もさることながら、アスリートが結果を出すために「こだわった」一種の結晶とも言えるだろう。
結果を出すためのこだわり、
僕は良い意味で言えばこだわりこそ、自分の求める人生、ストーリを作る形作る基盤であるような気がする。
「これがなければ、ダメなんだ」というぐらいの妥協しない姿勢。その根っこには「こだわり」、つまり自分の人生のアイデンティティとなるものが隠されている。
あなたには、「これさえあれば生きていけるこだわり」はありますか?